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コール市場
インターバンク市場は、金融機関が相互の資金の運用と調達を行う場です。取引参加者は金融機関に限定され、資金の出し手、取り手の間を短資会社が仲介しています。
インターバンク市場には、コール市場、手形売買市場、東京ドル・コール市場があります。
コール市場は、金融機関のごく短期の資金(原則として1ヶ月未満)の貸借を行う市場です。「呼べばこたえる」というところから、「コール」という名がついています。
コール市場は、1902年頃から、銀行を中心とする金融機関が、日々の資金過不足を最終的に調整しあう場として、自然発生的に成立しました。コール取引は、当初は無担保ベースで行われていましたが、1927年の金融恐慌の後、有担保ベースで行われるようになりました。その後、金融の自由化・国際化に伴う影響から、1985年に無担保コール市場が創設され、大きく成長しています。
コール取引には、担保を必要とする有担保コールと、担保を必要としない無担保コールがあります。
有担保コールは、担保(日銀適格担保)のもとに行われる取引です。日銀適格担保とは、日銀からの借入の担保に使用できるもの(国債など)をいいます。
有担保コールでは、短資会社はディーリング取引を行っています。ディーリング取引とは、短資会社が、自己勘定で資金の調達・貸付けを行う取引です。借りる側に対するリスクは、短資会社が負います。
短資会社が資金の貸す側から調達した資金のことをコールマネー、借りる側に貸付けた資金のことをコールローンと呼んでいます。
無担保コールは、担保を必要としない取引で、短資会社はブローキング取引を行っています。ブローキング取引とは、短資会社が、オファー・ビッド方式における、資金の出し手と取り手の出合いを仲介する取引です。借りる側に対するリスクは、貸す側が負います。
オファー・ビッド方式とは、資金の出し手・取り手の双方が、短資会社に取引条件(取引金額・レート・期間など)の提示を行い、条件の合致により出合いが成立する取引方法です。
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